2020年以降の私立大学進学について思うこと
2020年に開催される東京オリンピック。
今、日本経済はオリンピックに向けた観光客誘致や街の整備、会場整備により上向いているようです。
2020年まではこの景気、おそらく続くでしょう。景気がいいということは、就職市場も新卒売り手市場になりやすい。新卒売り手市場になると、就職に対する不安から資格至上主義で受験生が動くことはなく、自然と文系学部(特に経済系)の人気が高まってきます。また、学費を懸念した国立大人気も収まり、私立大学への進学も増えているようです。
何が言いたいか。
2020年までは大都市圏、特に首都圏の多くの私立大学は志願者募集に大きく困ることはないのではないかと思うのです。(多少困ることはあるかもしれません)
問題はその先。
2020年以降の日本社会がどうなるか。
オリンピックが終わった後、好景気が落ち着く都市も多い中で、東京はどうなるか。日本はどうなるか。
好景気が落ち着くのであれば、私立大学の志願者募集はまたリーマンショックの頃のように厳しくなる時期が来るかもしれません。
2年先を見越して、先手を打っておきたい。ともすると詐欺になってしまう大学広報で、誠実に、でも知名度を上げるべく知恵を絞って、大学の特色をPRしていくにはどうしたらいいか。
答えは出ません。正解は各大学でそれぞれのはず。今日できることから少しずつ取り組んでいけたらと、日々の仕事に意味を見出したい今日この頃。