元大学職員のスピーチ

元大学職員。PR会社に転職しました。//大学職員の仕事、大学職員論、大学教育に関する話題はこちらに書きます。//noteでは、広報PR、働き方などを発信中。https://note.com/mariehoshino

就活の時に考えていたことから変わっていいと思う

とある方がなぜ大学職員になったのかを書いたnoteを見て、私も昔こういう記事を書いたよなあと思い、改めて自分のブログを振り返ってみた。

 

こちらはakrさんの記事。

別に大学職員になりたかったわけではない|akr|note

 

これが私の書いたブログ。

私が大学職員を志した理由と現在の心境① - 星野マリエのスピーチ

 

私はもともと広告業界に行きたかった人で、でも採用選考は全滅して、大学職員になったタイプ。仕事で世の中動かしてやるぜ!という想いよりも、結婚して子供を育てたいという想いが当時は強かった。大学だったら子供を産んでも働きやすいし、女性も活躍しているから仕事として続けていくのにいいかもと思っていた。

 

でも、私は今大学職員から転職して、PR会社で働いている。以前転職の挨拶をした誰かに言われたけど、大学というとてもいい安定した環境を捨てて、いわゆるベンチャー的な環境に身を置いているのだ。子供もいるのに。

 

結論から言うと、就活の時に考えていたことは色々なライフイベントを経験するうちに変わる。変わっていいと思う。私も子供を産んで育ててみて、もっと世の中を目に見える形でよくできるような仕事がしたいと強く思うようになった。子供を育てながら自分がやれる範囲もよくわかっているし、その中でならいくらでもチャレンジできる。もっと自分のやりたいことを突き詰めてみたいと思うようになった。

 

就活時に考えていたことは、今の自分に合わなければその都度考えを変えていっていいんだと思う。

 

経験を積んだからこそ見える道もある。

私も就活当時では今の勤務先に出会えなかったと思う。

 

もちろん、1つの組織で仕事を続けていくという選択もあり。自分が日々楽しめているか、前向きに生きていられるかが判断基準なのかなーと思ったりもする。

 

キャリアってその時々で変わるんだと思うので、それぞれがその時に最適の答えに出会えるといいよなあと思う。

 

調整するときに気をつけていたこと

大学職員の仕事で多いのが、利害関係者に話を通し、調整するということだと思う。結構骨の折れる仕事だったりする。

 

私も職員歴丸5年だったけど、過去何度も調整の仕事を経験してきた。

 

何かやりたいことがあるときに、利害関係者にある程度納得してもらうのは重要なことだ。後から結構発言権のある人から文句が出て、これまでの取り組みが全て白紙になることもあるのだから、やってきたことを無駄にしないためにも抜かりなく調整しておきたい。

 

調整はこちらの主張を述べるだけでできることではない。調整するときに気をつけていたことを、ちょっとまとめてみたいと思う。

 

①自分の上司を味方につける

これはほんと大事で、上司には今自分のやっていることがなんなのか、どこに向かいたいのか、なぜ調整しようとしているのかをきちんと報告して理解してもらっておいた方がいい。なにか調整時にトラブルがあったとしても、助けてもらえる確率が高くなる。

 

②相手の性格を知り、必要な対策を立てる

これも結構大事。相手がどんな人なのか、仕事をする上で何を重んじているのか、誰と仲がいいのかはなんとなく把握しておいた方がいいと思う。要はやりたいことができるようになればいいので、相手がきちんとした手順を踏んで調整するのを好む人ならそのようにすればいい。逆に仲のいい人から言うことでうまく進むなら、部署内で相手と一番仲がいいと思われる人に調整を頼むのも手。

 

また、資料がきちんと作り込まれてないといけないのか、口頭でもいけるのか。資料をどんなふうに作り込むと見てもらえるのか、など相手の特徴に合わせて交渉の素材を揃える。

 

③相手の話をちゃんと聞く

当たり前だけど、相手の話を何度でも何分でもちゃんと聞くこと。意外とこれも大事。相手が不安に思っていること、疑問に思っていること、不満は全部聞き出してその上でこちらの考えを聞いてもらう方が話がうまく進むことが多い。まあでも、多方面に調整をせねばならない仕事に携わっている場合、調整のその場限りのコミュニケーションだとすごく労力を取られるので、日頃から多方面とコミュニケーションをとるようにしていた方が調整は素早くできるかもしれない。

 

転職してから調整することは全然ないけれど、調整の仕事って本当に労力とストレスがかかる。特に板挟みになった時のストレスは半端じゃないので、調整の仕事をするときは自分なりのストレス解消法を見つけておくことも必須。

 

逆に若いうちから調整がうまくできたら、大学職員としてはかなり仕事ができる部類に入ると思う。1つの目安として、調整をうまくやるということも目標にしてもいいのかもしれない。

 

 

 

 

転職して1ヶ月経った。

8月になった。転職して1ヶ月が経つ。

おかげさまで仕事はとても面白く、素敵な出会いがたくさんあって嬉しい。

 

世の中には本当にたくさんの企業があって、それぞれ社会に何かしらの影響を与えていて、色んな人がいろんな想いを持って仕事をしている。当たり前のことなんだけど、それがすごく面白いなあと思う。

 

私もどうせ働くなら、この命の時間を使うなら、世の中が少しでも良くなるような仕事がしたい。担当する企業のこと、サービスのことをもっと世の中に知ってもらって、それを知った人がサービスを使って幸せになったら、世界は少しずつ良くなる気がする。

 

毎日が学びの連続で、楽しい。人間には生きていく上で成長感って必要なのかもしれない。楽しく日々を生きるコツ。

 

明日もまた頑張ろう。

思ったよりもたくさんの返事をもらえた、転職の挨拶メール。

昨日くらいまで、これまで名刺交換をした方に転職の挨拶のメールを送っていた。一回しか会ってない人もいるし、正直ほとんど返事も帰ってこないだろうなあと思っていたのだけど、思ったよりもたくさんの方からお返事をいただいて驚いている。

 

近況を書いてくださったり、これからの大学職員について思うことを書いてくださったり、どなたも今後もご縁が続くことを望んでくださって、とてもありがたいことだと思う。

 

たった一度しか会っていなくても、その時少しでも会話をしていれば、人の繋がりというものはできてくるのだなと思う。

 

「一度しか挨拶してないから」と、人との出会いを無下にしてはいけないなと感じた瞬間だった。

 

どこかでご縁があって、またお返事をいただいた方々にお会いできたら嬉しいと思う。

ワーママの転職で、お世話になったエージェントとサイト。②

こちらの記事の続きです。

photon28.hatenadiary.jp

 

子供がいることもあり、時短か定時で帰れるところを探していました。勤務時間で縛るのではなく、仕事をちゃんとやっていれば定時に帰ることに文句を言われない会社。あとは土日に休みがきちんと取れて、ある程度の福利厚生があり、転勤のないところが条件でした。

 

普通の転職サイトだと、ワーママの求める条件に合う求人は見つかりづらいです。なので、私はいくつかの女性向け転職エージェントを利用していました。

 

そのうちの一つがこれ。

2. スマートキャリア 

smartcareer.b-stylejob.jp

 

実は今の職場はここで見つけました。

時短求人もたくさんあります。あとはパートで働きたいけど、レジ打ちじゃないことをやりたい人にオススメ。オフィスワークで週3日からOKの仕事も結構見つかります。

 

私の場合は正社員で時短、定時帰宅OKのところ、かつ広報系の仕事で探していて、今のPR会社の求人に当たりました。

 

基本的にエージェントスタッフとの対面での面談はありません。気になる求人に応募すると、スタッフから電話がかかり、詳細のヒアリング。求人の詳細の説明があって、本当に応募するか意思確認を取られます。そこで応募を決めたら、スタッフの方で推薦状も書いてくれるようです。書類審査が通り、面接まで進む場合は面接の対策(過去にどんな質問があったかなどを教えてくれる)をしてくれます。面接対策は電話で、最終面接まで必ずやってくれたので、初めての転職の方も安心です。

 

あとは条件面の交渉もきちんとしてくれます。内定後、雇用契約書にある内容と面接内で聞いていた内容が違っていたのでスタッフの方に確認をお願いし、的確なお返事をもらうことができました。

 

転職後も気にかけてくれて、とてもいいエージェントさんだと思います。ただ、対面であって話をしたい人には少し物足りないかもです。

 

今の職場での仕事は始まったばかりですが、駆け出しはそれなりに楽しくやれているので、転職には満足しています。

 

ワーママで仕事を変えたい、働き方を変えたい方はスマートキャリア を一度のぞいて見ることをオススメします。

 

>>>続く。

ワーママの転職で、お世話になったエージェントとサイト。③ - 星野マリエのスピーチ

 

 

 

文章を書くときに気をつけていること

最近いろんなプレスリリースを見る機会がある。世の中に出回っているプレスリリースには文章の書き方が悪くて読みづらいものも多く、非常にもったいないと感じる。

 

せっかくネタが面白いのに、読みづらい文章であるがためにメディアの方に見てもらえない。メディアに出る機会を逃してしまう。もったいないことだと思う。

 

私もまだまだ勉強中の身だけど、プレスリリースをはじめ、文章を書くときに気をつけていることを私なりにまとめてみたいと思う。

 

①「、(読点)」を多用しない。

「私は、朝ごはんを食べて、牛乳飲んで、学校へ、行きました。」

この例は極端だけど、読点を多用すると読みづらい。読点は意味が一区切りするところでなるべく付けるようにしている。ただ、たまに意図的に強調したい部分に読点を打つこともあったりする。

 

②一文はなるべく短くする

これは色んな文章のうまい人が言っていることだけど、真理だと思う。一文が長い文章は内容が頭に入ってこない。故に読みやすいとは言い難い。

 

③主語述語、作用する方向を意識する

結構主語が曖昧な文も多い。会話の中なら、主語は後から補えるからいいけれど、文章はそうはいかない。相手は自分の持っている前提条件すら知らない、何もわからないと思って文章を書くようにすると、主語を省略することも減ると思う。

また、「誰がどうした」「何がどうなった」というように、物事が作用する方向も意識して書くとわかりやすい文章になると思う。

 

④事実と予測は分けて書く

事実と予測、自分の感想をごちゃ混ぜに書いてしまう人がいるが、これは良くない。事実は事実、予測は予測。「何がどうした。だから、こうなる見込みだ。それに対して我々はこう考えている。」こんな風に事実、予測、感想や思考の結果を分けて書くと分かりやすい文章に近づくと思う。

 

⑤"似たような言葉"や"同じ漢字を使って違う読み方をする言葉"が続くときは、言い換える

先日見た文章で、こんなものがあった。

「イベントを行った学生や留学に行った学生も採用しています」

同じ「行った」だけど、前者は「おこなった」で、後者は「いった」と読ませている。だが、これは読みづらい。一度でサッと読める文章ではない。この場合、前者を「取り組んだ」や「実施した」に変えるだけで読みやすさが格段に変わってくると思う。

 

以上が、私が文章を書くときに気をつけていることたちだ。

 

これは私の持論だけど、日頃からなるべく本を読んで、何かしら発信するための文章を書くようにすると、文章力は自ずと上がってくるように思う。表現のインプットはやはり本がいい。本は完成するまでに何度も推敲されるものだから、そこに書かれている文章は人に伝えるために最適な形になっているのだ。

 

また、インプットするだけではなくて、日頃からアウトプットもする。これも結構大事だったりする。言い回しや言葉の使い方は、やっぱり自分で書くことで身についてくるものだと思う。

 

届けたい人に伝わる文章を書く。簡単なようで意外と難しいからこそ、日頃から練習が必要だなと思う。

 

 

 

転職して1週間。

転職して新しい職場で働き始めて1週間が経った。

おかげさまで部長から「もう3年くらいいるみたい」と言われるくらいには馴染めてきたと思う。

 

まだ1週間だけど、私の場合は転職してよかったと思っている。早速仕事を任せてもらえたこと。やったことに対して、年齢とか関係なく正当に評価してもらえていること。組織の目指す方向が明確で、自分も仕事を通じてどこに向かえばいいのか明確であること。身につけたいスキルが身につけられる仕事であること。

 

自分の将来ありたい姿や仕事への考え方と自分の担う仕事とのミスマッチって、意外と心をゴリゴリ削られていたんだなと転職して気づいた。

 

今は人間関係で感じていた大きなストレスはない。確かに勤務時間とか仕事量は大学時代より増えるかもしれないけれど、これ無駄だなーと思うことが少ないので、今の環境を楽しめている。

 

民間企業への転職も大学職員のキャリア形成の選択肢として、考えてもいいのかもなあ。大学でやりたいことができないなら、他を見てみるのも全然ありだと思う。