元大学職員のスピーチ

元大学職員。PR会社に転職しました。//大学職員の仕事、大学職員論、大学教育に関する話題はこちらに書きます。//noteでは、広報PR、働き方などを発信中。https://note.com/mariehoshino

文章を書くときに気をつけていること

最近いろんなプレスリリースを見る機会がある。世の中に出回っているプレスリリースには文章の書き方が悪くて読みづらいものも多く、非常にもったいないと感じる。

 

せっかくネタが面白いのに、読みづらい文章であるがためにメディアの方に見てもらえない。メディアに出る機会を逃してしまう。もったいないことだと思う。

 

私もまだまだ勉強中の身だけど、プレスリリースをはじめ、文章を書くときに気をつけていることを私なりにまとめてみたいと思う。

 

①「、(読点)」を多用しない。

「私は、朝ごはんを食べて、牛乳飲んで、学校へ、行きました。」

この例は極端だけど、読点を多用すると読みづらい。読点は意味が一区切りするところでなるべく付けるようにしている。ただ、たまに意図的に強調したい部分に読点を打つこともあったりする。

 

②一文はなるべく短くする

これは色んな文章のうまい人が言っていることだけど、真理だと思う。一文が長い文章は内容が頭に入ってこない。故に読みやすいとは言い難い。

 

③主語述語、作用する方向を意識する

結構主語が曖昧な文も多い。会話の中なら、主語は後から補えるからいいけれど、文章はそうはいかない。相手は自分の持っている前提条件すら知らない、何もわからないと思って文章を書くようにすると、主語を省略することも減ると思う。

また、「誰がどうした」「何がどうなった」というように、物事が作用する方向も意識して書くとわかりやすい文章になると思う。

 

④事実と予測は分けて書く

事実と予測、自分の感想をごちゃ混ぜに書いてしまう人がいるが、これは良くない。事実は事実、予測は予測。「何がどうした。だから、こうなる見込みだ。それに対して我々はこう考えている。」こんな風に事実、予測、感想や思考の結果を分けて書くと分かりやすい文章に近づくと思う。

 

⑤"似たような言葉"や"同じ漢字を使って違う読み方をする言葉"が続くときは、言い換える

先日見た文章で、こんなものがあった。

「イベントを行った学生や留学に行った学生も採用しています」

同じ「行った」だけど、前者は「おこなった」で、後者は「いった」と読ませている。だが、これは読みづらい。一度でサッと読める文章ではない。この場合、前者を「取り組んだ」や「実施した」に変えるだけで読みやすさが格段に変わってくると思う。

 

以上が、私が文章を書くときに気をつけていることたちだ。

 

これは私の持論だけど、日頃からなるべく本を読んで、何かしら発信するための文章を書くようにすると、文章力は自ずと上がってくるように思う。表現のインプットはやはり本がいい。本は完成するまでに何度も推敲されるものだから、そこに書かれている文章は人に伝えるために最適な形になっているのだ。

 

また、インプットするだけではなくて、日頃からアウトプットもする。これも結構大事だったりする。言い回しや言葉の使い方は、やっぱり自分で書くことで身についてくるものだと思う。

 

届けたい人に伝わる文章を書く。簡単なようで意外と難しいからこそ、日頃から練習が必要だなと思う。

 

 

 

転職して1週間。

転職して新しい職場で働き始めて1週間が経った。

おかげさまで部長から「もう3年くらいいるみたい」と言われるくらいには馴染めてきたと思う。

 

まだ1週間だけど、私の場合は転職してよかったと思っている。早速仕事を任せてもらえたこと。やったことに対して、年齢とか関係なく正当に評価してもらえていること。組織の目指す方向が明確で、自分も仕事を通じてどこに向かえばいいのか明確であること。身につけたいスキルが身につけられる仕事であること。

 

自分の将来ありたい姿や仕事への考え方と自分の担う仕事とのミスマッチって、意外と心をゴリゴリ削られていたんだなと転職して気づいた。

 

今は人間関係で感じていた大きなストレスはない。確かに勤務時間とか仕事量は大学時代より増えるかもしれないけれど、これ無駄だなーと思うことが少ないので、今の環境を楽しめている。

 

民間企業への転職も大学職員のキャリア形成の選択肢として、考えてもいいのかもなあ。大学でやりたいことができないなら、他を見てみるのも全然ありだと思う。

 

 

プレスリリースをわかりやすく書くこと。

プレスリリースをわかりやすく書けている広報担当者ってどれくらいいるだろう。

 

今の職場に来て、色々なリリースを目にする機会が増えたけれど、みんな意外とわかりやすく書けていないと感じる。

 

一文が長すぎたり、タイトルが要点を捉えていなかったり。引用元を書いていない、誤字脱字、サービス商品等の説明不足。結構ある。

 

プレスリリースの書き方は、今は色んな解説本が売っているし、ネットで調べても出てくる。基本のき、は広報として抑えておくべきものだと思う。

 

簡潔に、誰が見てもわかりやすく。

私もまだまだ勉強中なので、きちんと意識して書いていきたいなあ。

 

 

 

 

 

求められることのレベルが高い。地道に努力しなきゃ。

今日から新しい職場にきた。

小さなPR会社でPRアドバイザーとして働くのだけど、改めて大学で身につけた広報スキルじゃ全然足りないことを実感した。

 

基本のき、しか身についてない。

メディアに関する知識とか薄いにもほどがあるし、営業もあまり経験がないから、お客様との話の進め方から勉強しなきゃ。

 

でも、明確に目指すものがあるって、とてもやる気が出てくる。私は娘との時間も大事にしたいから、人より時間がないし、いかに効率的にアウトプットを出すか、インプットをするか手探りで最適解を探していこう。

 

きっと自分にとってプラスになる。頑張ろ。

度々話題になる、大学職員の窓口対応。「相手との関係性」をちゃんと見ている?

先日Twitterで見た、現役大学生の愚痴。大学職員の窓口対応が横柄で、腹が立つという内容だった。

 

大学職員の窓口対応は度々Twitter上で話題になる。その多くは、職員の言葉遣いや態度が横柄、上から目線であることを問題視している。

 

これが例えば銀行の窓口だったら、同じような言葉遣いや態度をとるだろうか?

窓口対応は学生への教育の場とする考え方もあるけれど、だからと言って学生を見下していいわけじゃないし、乱雑な言葉遣いや態度をとっていいわけではない。むしろ、相手を一社会人と考えて対応したほうが、これから社会に出て行く学生にとって勉強になることが多いのではないかという気すらする。

 

そもそも、相手にどんな言葉を使うか、相手にどんな態度をとるかということは、「相手との関係性」で決まってくるものだ。相手と仲が良ければ、ちょっとくらい砕けた言葉や雰囲気を出しても問題にはならないだろう。むしろ、それが親密さに繋がったりするかもしれない。学生対応も同じで、相手との関係性をきちんとふまえずに、「学生=年下」というレッテルのみで言葉遣いを選んだり、態度を選んだりするから問題になるのだ。

 

確かに人の神経を逆なでしてくるような、腹の立つ学生も中にはいる。でもそういう時こそ毅然とした態度を取れるかが大事なのではないだろうか。

 

相手への敬意を忘れて仕事している大学職員、いるよなあ。

そんなことを思いながら書いた、今回の記事でした。

 

いろいろな学生と触れ合う大学職員に読んで欲しい記事

先ほどツイッターで気になる記事を見かけたので、大学職員の皆さんにシェアしたい。

www.refugee.or.jp

 

ハーフとしてこの日本社会を生きてきた4名の方のインタビュー記事。

読んでいく中で、自分にも無意識のうちに肌の色の違いで国籍を考える節があったことに気づいた。この無意識の感覚って、あまり良くない。特にいろいろな人と接する仕事についている人は、持っていない方がいい。

 

大学職員もいろいろな背景を持った学生と触れ合う機会がある。

だからこそ、時にはこういう記事を読み、自分の中の無意識な偏見や差別に気づくことが大切だと思う。ハーフだけではない。LGBTQのこともそうだし、女子学生への対応、外国人留学生への対応も当てはまることかもしれない。

 

私は大学を離れてしまうけど、これから仕事や私生活で人に会う機会はあるし、私自身も無意識な差別、偏見には気をつけたいと思う。

ワーママの転職で、お世話になったエージェントとサイト。①

7月から新しい職場で働く。転職のきっかけはとある企業の広報職の求人を見て、担当の方に問い合わせをしたこと。

 

実はこの2年くらい、漠然と「このままでいいのかなあ」という思いが頭の中にあった。給与、待遇、子育て環境、同僚、上司にはとても恵まれていて、良い環境ではある。だけど、自分がこの職場で取り組めることの天井を見てしまった気がした。それから、私は「学生のため」「高校生のため」を大事に仕事をしていたのだが、どうもその感覚が周りや多くの上の人たちとズレている(もちろん私と同じ思いで働いている人もいたけれど)気がして、その思いを払拭することができなかった。

 

自分の家族の事情もあるし、なんとなく感じるモヤモヤもある。このまま勤め続けてもいいけれど、いつか後悔することになるんじゃないかという気もした。ワーママで大学職員という経歴だから、正直厳しい戦いになるのは承知の上で、転職活動をすることにした。とある企業以外にも、いろいろな企業を受けてみることにした。

 

私の場合、やはり家族も大事にしたかったので、条件にもある程度こだわって転職活動を進めていた。特に勤務時間とか休日とか。条件にこだわる際、普通のリクナビとかだといい求人が見つかりにくいので、私はこんな感じで転職活動に取り組んだ。

 

転職で使ったサイト・エージェント

1. 株式会社ハウズワーク

ハウズワークの本門様には、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

ちゃんとした転職活動が初めてだったので、そもそも転職の軸の考え方からレクチャーしていただき、自分の価値観や仕事観を掘り下げるワークをしたり、書類選考対策、面接対策など幅広くサポートしていただいた。

 

マーケティング領域の求人が得意な印象。結論としては、私はハウズワーク様に紹介していただいた求人での転職ではないのだけど、転職希望者に寄り添って手厚くサポートしていただけるエージェントなので、初めて転職をする方や自分の転職軸に迷いのある方には是非オススメしたい。ここまで徹底的に転職活動をサポートしてくれるエージェントは、なかなか無いと思う。初めて出会った。

www.howswork.jp

本門様のツイートも、SNS界隈や人事界隈の最新ニュースを呟かれていて、非常に勉強になるので、広報や人事の仕事に携わっている方は是非チェックしてみてください。

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>>>続く。